第38回水素エネルギー協会(HESS)大会 特別講演

講演日時: 2018年11月28日(水) (会期:2018年11月28日(水)、29日(木))
講演会場: タワーホール船堀 小ホール


「石炭火力発電所におけるアンモニア利用−微粉炭・アンモニア混焼の基礎燃焼特性−」
  (一財)電力中央研究所 エネルギー技術研究所
  副所長 原 三郎 氏 
 石炭火力発電所からのCO2排出量削減に向けた取り組みとして、高効率化技術やCO2回収技術等について概説する。
 さらに、CO
2排出量削減の一方策として、水素のキャリアであるアンモニアを石炭火力発電所で混焼利用することを想定し、小型微粉炭燃焼試験炉(石炭燃焼量約100kg/h)でのアンモニア混焼試験により、アンモニア混焼率やアンモニア投入位置がNOx排出特性等の基礎燃焼特性に及ぼす影響について評価した結果を紹介する


「ギ酸をキャリアとする水素貯蔵・製造のための錯体触媒の開発」
  (国研)産業技術総合研究所 創エネルギー研究部門
  上級主任研究員 姫田 雄一郎 氏
 水素社会に向けて、水素の大規模な貯蔵・輸送技術および低コストな高圧水素供給技術が求められている。ギ酸は、4.4wt%, 53 g/Lの水素を含む液体であり、78%未満の水溶液は毒劇法および消防法が適用されない。そのため、水素キャリアとしてのギ酸が近年注目されてきている。
 演者らは、イリジウム錯体触媒を用いると水中100 ℃以下の低温反条件下、COを副生することなくギ酸より H2:CO2 (1:1)のガスが発生することを見出している。また、オートクレーブ中では100 MPa以上の圧力が発生することが分かった。さらに発生ガスを冷却することで、気液分離によって水素を85%にまで濃縮させることも可能である。講演では、これまで開発してきた高性能・高耐久性錯体触媒の設計指針について紹介する。



※講演時間は、質疑応答の時間を含め1時間の予定です(全プログラム決定:10月上旬。
※事前参加登録受付は10月1日より開始です(ご案内)。